父の門出

母のところでも話していましたが、父がずーっと働いてきた釣具屋を辞めました。

母はずいぶん控えめに、慎重に言葉を選んで書いてたみたいですが、私に言わせればもう「大正解!!」な選択でした。

まぁ多くを語る権利は私にはないので……当事者じゃないしね。けど、娘として言わせてもらうならば、ウチのパパが倒れたらアンタらに責任とってもらうからな!! ぐらいなことは常々考えていたので、父……パパが私のケータイに電話してきて「仕事辞めたぞ!」って言ったときは、ぴっくりが3でうれしいが5で安心が2くらいな感じでした。

なんせパパの憔悴ぶりはひどかったから。ここ最近。

いちおう私の叔父さんなんであんま悪くは言いたくないんだけど、去年の私の結婚に関する一連のことでも、私自身がけっこうイヤな思いをさせられていて(しかもダンナになる彼の前でです!)ちょっとしか接点がなくてもこれなのに、毎日顔つきあわせて、しかもパパのことをただの使用人程度にしか思っていない義理の弟と仕事するのはさぞかし辛いことだろうと思ってたんですよ。

まーいいんですよ別に。私の結婚式であってもパパにはその当日しか休みをくれず、しかもその休みも通常の休みをそこにずらしただけだったから結果として2週間近くもぶっとおしでパパが働いてたこととか、インフルエンザで40度も熱があっても休ませてもくれなかったこととか。

済んだことですからね。過去のことですから。

だいたい叔父さんが言ったこととかやったことをここに書いたところで信じてもらえるかどうかねー。橋田壽賀子ワールドだもん。あれを地でいってんだから。あ、どっちかっつーと叔父さんの奥様のほうがすごいか。えげつないくらいだったからな。

母も言ってたけどおじいちゃんとおばあちゃんが相次いで亡くなったその後あたりから、叔父さんとその奥さんとの攻撃みたいのが始まっちゃって、その当時はパパだけでなくママもちょっとおかしくなっちゃっててタイヘンでした。

まぁ……争族ってやつですね。ドラマみたい。けど現実にそーゆーのが起きちゃうと人間って見えちゃうんですよね、「真の姿」が。今思い出しても超ムカつきます(笑

とにかくずーっとパパとママはガマンし続けてきてたわけです。

でもそのガマンがあったおかげで私たちきょうだいは無事に社会に出て自立して、私はめでたく結婚もできたし弟たちも立派に社会人やってます。

だからもうね、苦労しなくていいよと心から言いたい。

他人相手に気苦労するのの何倍もしんどい思いをしてきたわけだから、もうこのへんでそーゆーしがらみはバッサリ切り捨てて、「普通の生活」をしていただきたいと心から思います。

パパなんかただでさえハゲてるのにさらに円脱だったんだから……

今後は普通のハゲとして生きていってほしいです(笑

とまぁ冗談はさておき、jikkaが新たなステージに進んだことを娘としてはたいへんうれしく思っております。明日から二人で温泉旅行に行くとのことなので、温泉で長年の垢をきれいさっぱり洗い流して、新生・Tsutom and Yoshi として(なんかチャゲ&飛鳥のようですが)仲良く頑張って頂きたいと思ってます。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

イラク人質事件はまだ続く?

解放の一報が入ってから、もうタイムリミットは過ぎているのに、
いまだに膠着状態みたいですね。
こうなってくると、さすがに家族も精神的につらいでしょう。
もちろん今までだってつらいでしょうけど、
いちど喜ばせておいて「やっぱりうまくいきません」って言われるのは
あんまりだ、と私も思うし。

さてイラク人質事件について感想をのせたことで、
トラックバックを何件も頂きました。ありがとうございます。
きのうはこの事件についてコメントがのってるサイトを渡り歩きました・・・
みんな、それぞれに考えているんですねぇ。
十人十色、とはまさにこのこと。

そのなかでちょっとひっかかる言葉がいくつか・・・

「彼ら三人は危険な場所だと承知の上でイラクに行ったのだから、
今回のような事件に巻き込まれたのは自業自得」と考える人たちに対して、
「彼らはなにも悪事をはたらこうとしてイラクに行ったわけではなく、
何か彼らの役に立てることはないかと思って行ったわけだから、
何もしないで日本にいる人に非難されるいわれはない。
自分たちにはできないことをしている、という彼らに対する『引け目』が
あるからこその発想だ」
という考え方をする人たちがいました。

えー。
私はこうして日本にいますけれども、別に彼ら三人に対して、
引け目も負い目もありません。
それに、彼らが立派な思想のもとにイラクに行ったのも知ってます。
私にはそこまでできない、というのも事実。

けどねぇ、なんで「できない」かっていうとね。
自分の行動についてなにか突発的な事態が起きたときに、
自分で責任取りきれる気がしないからですよ。

自分のしようとしていることが大きければ大きいほど、
それに伴って発生する責任だって大きいはずです。
自分の力ではその責任を取りきれるとは思えない。
だから、動かないだけなんです。
これを引け目と言う人もいるんでしょうけど、私としては、
「自分の器量を知っている」というか「自分のレベルを知っている」というか・・・
まぁ。そんな感じです。

自己責任を問う人たち=彼らを見殺しにしようとする人たち、
みたいな論調になりかかってる人もいて、これって誤解だよなぁって。
誰だってぶじに帰ってきてほしいと思ってます。
政府だってちゃんと動いてるわけだし。
けどねぇ、善意の行動であれば自己責任が免除されるのかっていうと、
そうじゃないでしょう?
自分のやりたいことをやるならば、あらゆる可能性を考えておくのは当然だし。
人質になっちゃった今では、まず救出が最優先だけど、
「助かってよかったね」で終わらせてはいけないんじゃないのか、ってことです。

それと相変わらず自衛隊撤退とこの人質事件をひとくくりにしてる人がいる。

・・・本当に撤退を望むのであれば、むしろひとくくりにしないで、
もっと明確な根拠を示した上で反対したほうがいいんじゃないでしょうか。
ひとくくりにしちゃうから、
「自衛隊を派遣したから三人が拉致されたんだ!」
みたいな発言になっちゃって、どうもピントがずれてしまう。

自衛隊を派遣する、撤退するというのは国家レベルで動かすことであって、
仮に撤退すれば、テロリストは、
「日本って国は人質さえ取ればなんでも脅して言うことを聞かせられる」
って考える可能性だって出てくるでしょう。
だいたいあの「ダッカ事件」で日本がどれだけ世界から非難を浴びたか。
それを考えたら、テロリストに脅されて「はいそうですか、じゃ撤退」って
言わなかった政府の対応だって責められるいわれはないんじゃない?
もちろん、「撤退はしない。要求はのめない。だから人質も見捨てる」
なんてことを言ったんだとしたら、ぶっとばしてやりますけど。

だから撤退するならば、「人質を取られたから」ではなくて、
もっと別の理由に基づけばいいんじゃないかと。
「いろいろ考えたんですけどやっぱりアメリカは間違ってると思います。
それに追随していた日本のありようも間違ってました」
って小泉さんがあやまるとかね。
そっちのほうが難しいか。

むしろ三人が人質となってしまったからこそ撤退が難しいんじゃないのかな?
今撤退すれば「テロに屈した」と見なされてしまうでしょ?
彼らもその家族も自衛隊撤退を声高に叫んでいるけれど、
当人たちが逆に撤退への道を絶ってしまった、と言えなくもない。

自衛隊を派遣したことの是非を問うなら、人質事件は切り離すべき。
結びつけたところでただの結果論での論争になるんだし。
人命救助はもちろん最優先されて当たり前だから、
人質になってしまった三人が一刻も早く解放されるのを願っています。
その後、当人たちにしっかりと見つめ直してほしい。
今回の件で自分たちが与えた影響というものをね。

自衛隊派遣についてはまた別のところでしっかり議論しなくちゃダメです。
自衛隊を派遣したから人質を取られた、というのではなくて、
そもそもどうして自衛隊の派遣が必要だったのか、
「人道的支援」として派遣されているはずの自衛隊が、
なぜ受け入れられず現地では攻撃対象になってしまうのか。
そういうところからしっかり議論していくことが、
今後の世界における日本のありかたになっていくと思います。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

イラク:人質3人解放へ

まずは、人質となった日本人が解放されることになってひと安心、
というところでしょうか。
よかったですね。
人の命が失われないにこしたことはありませんから。

こういう話題について意見を書くと、ネットというのはおそろしいもので、
匿名性を盾にして暴言を書き込まれることがあるので、
意見を書くのはやめようと思っていたのですが・・・
やっぱり書いてしまう私。

いちばん思うのは、自衛隊派遣と今回の人質事件を同じまな板にのせるのは
おかしいんじゃないの? ってことでした。
「自衛隊を派遣したから今回の事件が起きたのではないか」って、
堂々と福田官房長官に質問した記者がいるそうですね。ビックリ。
じゃあ自衛隊を派遣しなかったら事件は起きなかったの?
そういう問題じゃないでしょう?

「そもそもこんな時期にイラクに行ったりしなければ、事件は起きなかったんじゃないの?」

テロリストと人質に接点なんて記事まで出てきて。
当人とその家族たちに「危機管理」という意識がどこまであったのか・・・。
イラクに行くと言うことの意味を、どこまでわかっていたのか・・・。
とはいえ身内のことですから心配でしょうし、助かって欲しいという思いはそりゃ当然。
けれども、本当にイラクに行くことの意味をわかっていて、納得した上で、
愛する家族を送り出したのであれば、あのような発言はできないはず。

だってね。
立派なことをしているからといってテロリストが攻撃対象から
はずしてくれるとは限らないでしょ?
もちろん、立派な信念に基づいて行動している当人たちには尊敬の念を持ってます。
そういう人たちの活動がスムーズに受け入れられない、というイラクのありようにも、
心が痛みます。

「他人を批判する前に自分を見よう。
多様性を重んじ、他人の生き方・考え方・意見を尊重しよう。人の話を聞こう。」
そういって、現時点で彼らに自己責任を問う人々を批判する人もいます。
それは、もっともです。
でもそれは、今回人質となってしまった彼らにも言えることなのでは?
もちろん、家族にもね。
日本政府の自衛隊派遣を批判する前に、自分を見ましょう。
退避勧告、という「人の話」を、ちゃんと聞いていたのでしょうか?
聞いた上で、それでもなおかつイラクに行くという結論を出したならば、
それはもう、誰のせいでもなくて自分自身が招いたこと。
自分の信念に基づいて行動した、その結果によるものでしょう。


・・・よーく考えよう。今回の人質事件で、いちばんの原因を作ったのは誰なのか?


| | コメント (0) | トラックバック (4)