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事情聴取

先日、事情聴取を受けました。

――と言っても犯罪に加担したわけではもちろんありません。そもそも事情聴取してきたのも警察ではありません。

事情聴取の相手は、当行の本部スタッフ。というかたぶんエライ人。
で、聴取された内容は、「なぜこの店はこんなにも成績が悪いのか」。

つまり、あまりにも商品が売れないので、営業推進部のお偉いさんが直々にウチの店までやってきて事情聴取、というわけです。

「銀行の成績」と言えば、ひと昔前は定期預金だったけど、今は定期預金ははっきり言ってコスト高の商品なので積極推進はしない。
推進するのは投資信託だとか、保険だとか、国債とか、まぁ、そういうものなのです。
で、私が担当しているのもそういうもの。

だから、「売れない原因は担当者の能力不足」という可能性もあるので私が事情聴取されたわけです。

この事情聴取が、なんというか憎たらしかったんだよな~!!

お偉いさんではあるけど、威圧的でも、高圧的でもない。もともとは営業店にもいたというから、さすがの人当たりの良さです。
「推進にあたって問題点があれば解決していきましょう」みたいな友好的な雰囲気ではある。

だけどね……なにが憎たらしいって、ちょいちょいかま掛けてくるんですよ!! 誘導尋問っていうの? その尋問に引っかかっていたら、「そこが違うんじゃないかな!!」ってすかさず突っ込んで来るに違いないと思わせるトーク。

しかし私、あっさり言い負かされる気はない。むしろ隙あらば勝ってやるぜ!! ぐらいの緊張感でその場に臨んでいます。だって…… ウチの店の不振を私の責任にされてはかなわないですから。「担当者のスキルアップが必要」みたいな結論に落ち着かれるのは心外。

おかげで誘導尋問も看破です。

それは投資信託のアフターフォローの話をしていたときでした。

お偉いさん 「最近は含み損抱えてるお客様も多いでしょ?」

私 「ええまぁ……ただウチの店は投信保有しているお客様の絶対数が他店に比べて少ないので、 含み損先もそんなに多くはありませんけど」

お偉いさん 「そういうお客様は、どう?最近はマーケットも変動激しいし、『いやぁ~、とりあえずそのままにしておいて!』 ってお客様もいるよね?」

私 「そうですね」

お偉いさん 「そういうときは、『わかりました~』って言ってるかい?」

この最後の一言!! これが運命のキーワードですよ!! ここで「はい」なんて答えようもんなら相手の思うつぼです。おそらくはこのあと、想定どおりの説教をお見舞いされるはめになるのです。
まぁ実際私はこういう展開になったとしたら「わかりました~」とは言わない。

私 「いいえ。言いません」

お偉いさん 「言わないの?」

私 「そのままにしたい、と考える方はたいてい含み損を取り返したいと思っているはずなので、そのあたりのことを伺います。 ただ現状では当初の水準まで戻すことはかなり難しいし時間もかかることを伝えます。その上での継続保有なのか、 またはいったん損切りしてこれ以上の損を回避するのか、逆に買い増しして単価を下げて回復までの時間を短縮させるのか、 それとも投信を乗り換えて収益を上げるか。4つの手法はかならず提案します。そのうえでの継続保有ならいいんですけどね」

お偉いさん 「あ、言ってるんだ……」

言ってるんだ、じゃねーし(怒

失礼な発言ですよ、ほんとに。

どうせそういう話もろくにしてないんだろうと相手は思っていたに違いない。けど違うんです!!  投信を扱うためにはマーケットの話だってするし、ニュースだって見てます。人生でいちばんニュースとか新聞とか見てるんじゃないかってくらい。

だから……「投信って難しいから苦手なんですぅ~」とか言ってる職員と一緒にされたくない! って話なんです。相手はそれくらいにしか思ってなかったろうけど。

もう、そういう誘導尋問とかってどーなのよ?! と内心イラッとする私。

お偉いさん 「ところで、店の協力体制はどう?みんなで協力する雰囲気はある?」

私 「営業課は、頑張ろうね!!って雰囲気はありますけど……」

お偉いさん 「上司はどうなの?困ってるときとか助けてくれる?」

私 「……助けてもらったと思ったことは1回もないです」(きっぱり)

だってそうなんだもん!! ウチの上司なんか全部私に丸投げだし。だいたい保険なんか商品内容どんだけ理解してるのかも怪しいし……。

そしたら、このお偉いさん、上司をかばうつもりだったのかなんなのかわからないけど、

お偉いさん 「まぁ、商品内容はパンフレット見ればお客さんだってわかるわけだし……」

って言い出したのです!!! なんなんだその発言!! 神経とがりまくりの私には、ちょっと聞き捨てならない発言です!!

私 「パンフレットみてわかるくらいの商品説明しかしないんだったら、職員のいる意味ありませんよね?  お客様に合わせたプラスαの説明や提案をするからコンサルティングの意味があるんじゃないですか?!」

お偉いさん 「ま、そうだけどね……」

この一言が決定打だったのか、結局お偉いさんは、

「支店の推進体制に問題があるんじゃないかなぁ」

という結論に達し、そこで私の事情聴取も終了となったのでした。

おそらく本部では今後、「あの支店には気の強い女がいる」と言われるでしょうが、いいです、それでも。だってウチの店…… 資産運用のお客様なんか来ないんだもん!! 支店の体制だの担当者のスキルだの、そういう問題じゃないんだもん!! 

私の中では、勝ち試合だったと思うのでよしとします。ふふん!!

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