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ドラえもんの映画を観てきました。

くるみを連れて、行ってきました。

映画ドラえもん のび太と奇跡の島~アニマルアドベンチャー~」 ←勝手に別ウィンドウ開いて音出ます

以下、いろいろネタバレあります。

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新しいドラえもんの声にもどうやらガマンできるようになってはきましたが、なんつーか、どうなのよ? と言いたくなる出来でした。

ストーリーとしては、絶滅動物を保護している未来の保護区があって、そこに住んでいる「ゴールデンヘラクレス」という伝説のカブトムシを狙う悪者とのバトルというのが本筋。
この時点で「なんかそんな話、前にもなかったっけ?」と言いたくなるのですが、それはまあガマンするとして、これが本筋のはずなんだけど、なんか、ちょいちょい別筋のエピソードが突っ込まれてくるんですよね。

親子の絆とか、家族の繋がりとか、泣かせたいのか?というような感じで唐突にぶっ込んでくるので、見てる方は逆に引くというか……

のび太の両親が二人揃って「のび太がいてくれるだけで、僕たちの胸が温かくなるんだよ」なんてセリフを言うわけですけど、それって別にこの映画に盛り込まないで別にストーリー一本作った方がいいんじゃないの?と思ってしまいました。
だって絶滅動物とのび太の生い立ちって関係ないじゃん。と、思う。
「のび太の結婚前夜」みたいな、ああいう独立したストーリーで作るならともかく。
仮に独立したストーリーで一本作ったとしても、あんまり展開しなさそうな安いお涙モノになりそうだな……

で、はっきり言って、昔の「大長編ドラえもん」のときと比べるとストーリーが浅い!!!!
そういえば「獲ってはいけない動物を捕獲して金持ちに売る」という悪人、はすでに映画第一作目の「のび太の恐竜」で使われている設定ですが、同じ設定でも「恐竜」のほうがきちんとストーリーに明確にかんでくるからわかりやすい。
今回のはどうも別筋のエピソードをちょいちょい突っ込むせいかストーリー自体がハッキリしないし、前半ですごく意味ありげに描かれる「どこでもドア」「タケコプター」の故障も終わってみれば大した影響なかったりとか、どうもクリアじゃない。
「便利な道具がみんなこわれてるor修理に出してる」ぐらいのことなのに……なぜあんなにいかにも的な描き方??

ストーリー、という面から行けば、過去の「大長編」がストーリー的に複雑だったかと言えばまったくそうではなくて、むしろわかりやすいんだけど緻密だったんだよね~。
ディテールができあがってるというか。
「宇宙開拓史」なんて、話はそれほど難しくはないけどかなり細部まで設定に凝っているから見ていて面白い。「魔界大冒険」「鉄人兵団」などなど、名作と思われるモノはみんな初期~中期の頃だと思う私。

映画版では各キャラもいつもよりキワだって個性が出ると思うのだけど、新しくなった今の「ドラえもん」において、いつも思うのが、

「のび太のダメさ加減が救いようもなくなっている」

ということ。。。

以前ののび太って、確かに勉強はできないし、運動もダメだし、いつもドラえもんに泣きついているけど、基本的に性格が優しいというか、すごく「いいやつ」だったはずなのです。
だけど今ののび太って、勉強・運動がダメなのは相変わらずだけど、なんつーか、イラッと来るんですね、ときどき。
駄々こねるときはほんと両手両足でばたついて「小学生だろ?!」とがっつりヤキ入れてやりたいほど(笑)うるさいし。

そう考えるとジャイアンも最近のはただの乱暴者。前は乱暴者でもあるけど妹思いだったりとかっていう「いいやつ」要素があったのに、なんかこの頃はそれないし、スネ夫だって前はジャイアンの腰巾着ではあるけどやっぱり「いいやつ」要素はあったのよ(大長編「宇宙小戦争」でよくわかります。スネ夫は自分の身を投げ出してしずかちゃんを守ります)。
でもこのごろのスネ夫は金持ちぼんぼんの自慢したがり要素しかない。ガキ大将のジャイアンにくっついてるいけすかない子ども。

つまりなにが言いたいかっていうと、

「ドラえもんの世界そのものの厚みがなくなって、うすっぺらになっている」

ということ。

キャラ設定が深みがなくて、のび太はとことんダメで救いようがないし、ジャイアンはとにかく乱暴者、スネ夫は金持ちのイヤミな自慢したがり。ドラえもんにしたってやたら大声出してうるさいし、すぐパニクるところもなんだかバカっぽくなったように感じてしまうのです。
こんなのび太をなぜしずかちゃんが人生の伴侶として選んだのかがわからない。以前ののび太なら「しずかちゃんは見る目あるなぁ……」としみじみできたけど、今のキャラではしみじみどころじゃないです。「今からでも遅くないから出来杉クンに乗り換えろ!!」と声を大にして言いたい(笑)

そもそもなぜ最近のドラえもんの映画は、キャラの線画が濃い(太い)のかが疑問。やたら黒い線でふちどって描いてあるのがすごーく気になる。
なんかむりやりに以前のドラえもんとの差を出そうとしてるんだろうかとまで勘ぐっちゃいます。

やっぱり、藤子不二雄さんが生きてた頃のドラえもんのほうが、品もあるし、世界観がしっかりしてるし、好きだったなー。。。。

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