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人生の岐路。

ひさびさの記事ですが……

最初に言っときますが、今回の記事は面白くないです。しかも長いし重いです。

なぜならば。

ダンナちゃん単身赴任決定。

いずれ来るとは思っていたし、銀行員である以上は避けられない宿命ではあるのですが、いざ決まってみるとこれがもうどうしようもなく淋しいものです。
今までも、自分が独立したときや弟たちが独立したとき等々、家族構成が変わることはありましたが、それとはまた違った寂しさというか・・・
なにか「あるべきものが失われた」感は否めません。

もちろん、辞令が出てしまった以上は逆らえませんので、来月には単身赴任開始です。

ダンナちゃんの次の任地は函館。
千歳からは車で4~5時間です。
南千歳からは特急列車も出ているし、基本的に地続きですから行こうと思えば行ける場所ではある。
しかも赴任店は函館地区の中でも業績が伸びている支店らしく、近々規模も拡大する支店なので、札幌からは離れるけどキャリアにキズが付くわけではないらしい。
まずはひと安心です。

しかし……
ダンナちゃんの同僚、上司のみなさまは必ずこう尋ねるのです。

「奥さんはどうすんの?」

――そうなんです。

ダンナちゃんには函館方面への異動命令が下りましたが、私にはナシ。
ひきつづき現支店での勤務が待っております。
だから単身赴任なんだけどね。

さてそこで問題となってくるのは、ズバリ金銭面という超現実的なポイント。

銀行に勤めてますというと、よく、「お給料いいんでしょう?」と訊かれますが、ほんと正直に言いますけどそんなに良くないです。
みんなの印象は都銀レベルのメガバンク的給料らしいのですが、そこまで大きい銀行ではないので……

そもそも私、勤続18年目です。
しかしとっくの昔に昇級は止まっており、いくら働こうと給与が上がることはありません。
あ、出世すれば給与は上がるけど、私みたいな高卒にはほとんど出世の機会はないのが現実。短卒、大卒の後輩達はさくさくと出世の階段を上っていきますが高卒の大半は底辺にただよっているのであります。
まったく機会がないというわけではないけどね。

さてそんな私の毎月の給料は、どどんと大発表しますが手取り約18万円。
しかも去年は育児休暇中だったため、住民税の天引きなしで18万円ですからおそらく今後は17万円台。

で、今の住まいの家賃は7万円。

そして、くるみの保育料は、なんとびっくり6万円です。

高いでしょ? 高いと思うでしょ? 市立の認可保育所でこれですよ。子ども預けて働くにも、ある程度収入がないと逆にマイナスになる可能性もあるわけですよ。

ダンナちゃんが転勤するということは、私の収入である程度は生活を成り立たせないとならないわけですが。

17万円-家賃7万円-保育料6万円=4万円

残り4万円で公共料金と生活費をまかなうって……

アホか~( ノД`)シクシク…

いくら北海道は物価安とはいえ……そりゃ現実的に考えてどうなんだって話ですよ。

それでまず調べてみたのが、
「単身赴任になった場合、子どもの保育料は軽減されるのか?」
というポイント。

結論 → されない

次にしたことは人事部への問い合わせ。

「世帯主が単身赴任になり、妻と子どもは現在地に残って妻は勤務を継続する場合、妻に住宅手当などは出るのか」

結論 → 手当関連はいっさい出ない

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

つまり、ウチの銀行では、共働き世帯の世帯主が転勤し、妻には転勤辞令がなかった場合、妻に対するフォローというか補助は皆無だということです。

つきつめて言えば、そこで妻が持ちこたえられなかった場合は、退職しか選択肢がないということなんですね、これ。

現行の住宅手当制度では、「世帯主または準世帯主」に対して補助があるという取り決めなのですが、この「準世帯主」とは独身者のこと。
世帯主は基本的に父親ですな。

つまり、つまり、現在の銀行の人事規定には、「夫は単身赴任、妻はそのまま今の支店に勤務」という場合に想定されるケアがないんです。

これってどうなんだろうと私は思うんですよね。
だって職場結婚なんてめずらしい話じゃないし、一昔前みたいに寿退社が当たり前だった時代とは違うんです。

そこで試しに人事部に電話してみました。

で、得られた回答が、

①ご主人の転勤は避けては通れない道である。
②過去にも同じようなケースがあり、自分が知る限りでは2件。そのうち1つはご主人単身赴任、奥さんは子どもを抱えひとりで頑張っており実家は近くにない。もうひとつのケースは奥さんは退職した。
③なんとか頑張って欲しい。

・・・・・・・・・・・・・・(;´д`)

なんの解決にもならないというか時間の無駄だった、この電話。
②に関しても住居が持ち家なのか借家なのか社宅なのかはわからないと言われ、人事の諸規定についても「わからないからほかの担当に聞いて欲しい」とのこと。
ちなみに当行には「いったん退職した女性職員に対して、退職後10年以内は優先的に再雇用」という規則があるのですが、これを話に持ち出されました。
それってつまり「辞めたら?」と言ってるのと同義なんではないのか? と私は感じたんですが……考えすぎか?
おまけに私が「それは必ず再雇用って意味ではないんですよね」と言えば「必ずではない」というし、「中断されるキャリアに対するフォロー的なものは考慮されてるんですか」と訊けば(私のキャリアなんか大したもんでは全然ないがこの際それは無視するとして)「それは考慮されていない」という始末。

少なくとも私は働きたいと思っていたし、私の所属する支店でもみんな「辞めないで欲しい」と言ってくれている。中にはひとり泣いた人もいたぐらい。支店長にも「できるなら残って欲しい」と言ってもらえた。
それはとってもありがたいのだけれど……
私も辞めたいとは思っていないのだけど……

なんせ人事部の別の担当に電話してみたら、まず電話口に出た女のヒトは同じ育休明けで私の立場を心配してくれたんだけど、次に出た女はそりゃ冷たかった。
「事情は聞いていますが、手当は出ません。引っ越しについても奥さんの分については自己都合ですので自己負担です」
と紋切り口調に言われておしまい。

いやもちろんダンナちゃんの給与から多少の仕送りはしてもらうけど、それにしたってワタシだって一応正社員なんですよ。福利厚生とか受ける権利あると思うんですけど、ダンナの転勤に伴って住居がいきなりなくなるっていうのはあんまりじゃないかと。
今の住居から引っ越しして、家賃の安いところに住むとしても、それは「自己都合」なので費用はすべて個人持ちになるわけだし。

もうね、涙が出たね。
まる17年働き続けて、結婚して子供が生まれても頑張って1年仕事してきて、これからもなんとか頑張っていきたいと思ってた私にとっては、最後通牒だったね。
大げさに言えば死刑宣告みたいなもんだよ。
人事部のその女のあまりの冷たさが私のショックを増幅したのもあるけどさ。

その後はどうしても涙が止まらず、ほんとに申し訳ないのだけど営業室にいられるツラではなくなって更衣室に籠城する有様……

情けない。銀行員生活で泣いたことは昔ありましたが、こんなに長い時間泣き続けたこともないし籠城したこともない。そもそも25歳過ぎて会社で泣いた記憶がない。

私のあまりのやられように、支店のメンバーはみな声をかけられず……
午後はまったく仕事が出来ない状態でした。

こんなに冷たくあしらわれるというか、切り捨てられるとは思っていなかったもので、かなり落ち込んだし、なんだかすべてがイヤになる有様。
来月にはFPの試験受ける予定だったし、損保の募集人登録更新試験もあるし、そういえば通信教育の講座も申し込んだんだっけ……
いったい何のために勉強しなきゃならないんだろう……
っていうかなんかもう考えるのもイヤになってきたなぁ……
楽になりたい……

と考えました、実際。

なんかリストラされた人みたいな思考回路。
実際リストラされた人ってこういうふうに落ち込んで嫌になって、楽になりたいと思って結果ドツボにはまっていくんだろうな……
というところまで思いが及ぶあたり、私もそーとーヤバかったんだろうと思います。

15時過ぎればシャッターも下り、お客様がいなくなるので、私も営業室に戻りまして、黙々としなければならない仕事を片づけましたが、なんだか無味乾燥というか……
いつもやってる仕事なのに、モチベーションが底辺まで下がりきってるせいでやってること自体がばかばかしく思えて来ちゃうんですな。
来月に対応しなきゃいけない仕事の予定なんかを手帳に書いてるときがいちばんむなしかった。
こうやって書いてたところで、実際その仕事するまで自分がいられるかどうかだってわからないのに。
しかも、そうと思いながらもやっぱり手帳に仕事のメモをする自分自身に対して、なんなんだろう自分……と思わずにはいられなかったです。

17時になったらすぐ帰りました。
会社にいるのがしんどかったからね。

くーたんを迎えに行って、帰りに近くのミスドでドーナツをヤケ買いして、くーたんの希望を受け入れて2階のゲームフロアに行って、くーたんと手をつないで歩きながら現実逃避。

帰ってからくーたんはドーナツを喜んで食べていましたが、私は何も食べられず……
実はこの日、朝はひどいめまいに襲われて遅刻していたんです。
食事ももちろん摂れず。
前日夜もあまり食べられず、翌朝も食べず、昼ご飯もまったく受け付けられずの断食状態。
ほんとに情けない精神状態です。

ちなみに今こうしてblogを書いている今も、あまり考えると泣いてしまうのですが、昨晩ダンナちゃんと話し合いをして、「まずはママが仕事を続ける方針で頑張ろう」という点では合意に達しました。
このご時世、正社員というポジションは将来的にも簡単に手放すべきではないということになりましたので。

ただそれ以外はなにひとつ解決されていません。

今後どうなっていくのかはわかりませんが……

少なくとも現在、「夫婦とも職員で、夫が単身赴任する場合、妻に対するケアはいっさいなく支援策は策定できていない」というのが現状。

きっとこれからも私のような問題にぶち当たる女性職員は出てくるでしょうが、そのたびに会社は「手当なんか出さないよ。それでやっていけないんだったら辞めたら?」という態度をとり続けるんでしょうかね。

最後に付け足すと、いちおう組合にも相談しましたが、「前例がない」ことと、「現行の人事規定ではカバーされていない」を理由になんの力にもなってはくれませんでした。
御用組合もいいところ。毎月組合費払わされてるのにこういうときになんの力にもなってくれない組合には失望しました。
脱退しちゃおうかな~と考え中です。

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コメント

お久しぶりです。なかなか大変ですね。
住宅手当については規程は世帯主だと払われるんですよね。aiさんも世帯主になるという手も検討価値があるかも。
旦那さんが住民票を移して函館で世帯主。aiさんは今の家での世帯主。ただ子供手当てとか扶養の扱いが面倒かな。戻ってきたときに世帯主に復活できるかどうかとか・・。
極端な話離婚した場合にも同じような状況は発生するのかも、その場合の扱いが参考になるかも・・。参考にならないかな。頑張ってくださいね。

投稿: | 2010.04.25 09:27

惑さんおはようございます。うちのblogにコメントいただくのも久しぶりですね。うれしいです( ^ω^ )

この件をblogに書くに当たってはダンナちゃんから「読む人が読めばウチだってわかっちゃうんだからこんなに書くのはいかがなものか」と言われてました。
けど私としては書くことで思考を筋道付けられるというのもあったので、書き終えたところで検閲を受けて(笑)こんな感じに仕上がった次第です。

>極端な話離婚した場合にも同じような状況は発生するのかも、その場合の扱いが参考になるかも・・。

実はウチでもその話してたんです!!
離婚して私が親権を持てば扶養手当はつくし世帯主だから住宅手当も付く。
ダンナちゃんも独身者になるから準世帯主で住宅手当つくし、とりあえず乗り切れるじゃないかと。
ただ問題は再婚したときにめんどくさい感じなのと、離婚=人事部にケンカ売る、みたいな感じになっちゃうってことですね(笑)
ま、机上の理論で作った人事規定だとこういうことも起こるんだろうなと。
会社なんて基本そんなもんなんでしょうね。しょうがないのかなぁとも思い始めてます。

投稿: ai | 2010.04.25 10:07

はじめまして。
この夏に結婚する、なずなと申します。
お母様のブログから辿ってお邪魔しました。

私と彼は、別々の会社で働いているのですが、aiさんと状況は違いますが
まさに今、住宅手当で揉めてる最中なので、なんだか他人事と思えなくて
コメントさせていただきました!

うちの場合は、お互いの会社ともに、共働きの場合は前年度の給与が高い方に住宅手当が
支給される、という規定なのです。
私の方が前年度の源泉徴収票の金額が上なのですが、現在私は独身者の
住宅手当をもらってます。
彼の会社の考えでは、源泉徴収票の金額が上回ってる私の方が対象。
私の会社の考えでは、源泉徴収票の金額-住宅手当の金額が上回ってる
彼の方が対象。

・・・ということで、このままではどちらにも支給されないので、交渉中です(--;
でも、会社って、ほんとそういうところ冷たいのですよね・・・。
やめてやる!!!と思いつつ、このご時世なので辞められないのが辛いところです。

投稿: なずな | 2010.04.25 19:26

なずなさん、おはようございます。
そして、はじめまして。コメントありがとうございます。

まず最初に、ご結婚されるとのこと、おめでとうございます!!
ちょっと早いですが、これからもお幸せに★

……住宅手当で交渉中とのこと、ほんと、大変なことと思います。
しかも、部外者の私が言うのも失礼ですが、なずなさんと彼氏さんの会社双方で、手当を押しつけ合っているように見えてしまう (´Д⊂グスン

うちもいったんは明るい兆しがありそうだったのですが、人事部がコロコロと言うこと変えて、きのうの時点では、「ダンナと妻とどっちも社宅に入るのは前例ないからダメ~」みたいなこと言い出してびっくり。
私たちのように共働きでどちらも当行職員という若い夫婦はたくさんいて、同じケースにならないとは限らないのでみんな戦々恐々です(笑)

なずなさんのケースも、なんとか、納得できる結末につながって欲しいです。
頑張ってくださいね!!

投稿: ai | 2010.04.27 06:19

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