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岐路のさきにあったもの。

前回の記事で、もったいぶった引っぱり方をしてしまいまして、ご心配下さった方、もしいらっしゃいましたらごめんなさい。
そして、ありがとうございます。

人生の岐路にぶつかって、いろいろと道を模索して、泣いたり、がっかりしたりといろいろありましたが。

私、決めました。

会社、辞めます。

……といっても、今すぐではないの(笑)

びっくりした?(笑)

私のことを知っている方は、一瞬びっくりされたかもしれませんね(笑)
結婚しても子供が生まれても仕事を続けてきた私。
今の上司には「鉄の女」と呼ばれるほど神経図太く、いつまでも会社に居座るんであろうと思われている私。

実際、私自身、今回のことが起こるまでは、きっとずっと働き続けるんだろうな……と漠然と思っていたのです。

しかし、いざ、家族が離れて住むことになったり、会社の冷たさというか、突き放し感を実際に経験したことで、なんかちょっと心境が変化したんです。
正直に言っちゃうと、仕事を続けていくモチベーションが急降下。
「こんな会社に夫婦揃って働き続けていたら、どちらかというと犠牲にしなければならないことのほうが多いのではないか」
という気持ちが湧いてきてしまったのであります。

ま、必ずしもうちの会社が特段冷たいというわけではないんでしょうけどね。
普通の人から見たら、「そんなの別に冷たいことじゃないよ。社宅だって一世帯に2軒なんてあたるわけないじゃん」というご意見もあろうかと思います。いや実際あったんだ。そう言う方もいました。

ただ、私がすっかり意欲を失ってしまったのは、それだけが原因じゃないんです。

仕事を続ける女性を支援するという部署が実際はまったく機能していなかったり、人事部の対応に誠実さを感じられなかったり(言ってる理屈があちこちで矛盾してるから)。

結局は本部って「上から目線」なんだなぁとひしひし感じてしまったんです。

もちろん、そうじゃない方はいっぱいいらっしゃいます。
コメント常連さんのクドマキさんはほんとにいい方だし。
今回の事についてはいっぱい心配していただいて、優しいメールもいただきました。本当にありがとうございます。

けど、いざというときに救われなかったという気持ちを一度味わってしまうと、私、なんとなく仕事に対する意欲が湧かなくなっちゃったんです……。

これが男性だったら、そうは言っても仕事し続けることに対してある程度覚悟は決まるのかもしれませんが、女性はなかなかそうはいきませんよね。
少なくとも働くママには「子ども」という最優先の存在がいるんです。

そう言ってる自分自身、「男女均等」の思想から見たら間違ってるのかもしれませんが。
「子育ては女だけの仕事じゃないぞ!!」みたいな……

しかし、現実はそうじゃないわけですよ、やっぱり。
女性社員が結婚するとなると「おめでとう。で、仕事どうするの?」って質問が必ず出るし、ご主人が転勤すれば「大変だね~。奥さんは仕事辞めるの?」って必ず訊かれる。
対等な立場にはなれていないんです。

それにやっぱり、しつこいようだけど、女性社員の支援をしていくと謳った部署の「退職勧告」と受け取られかねない発言。

これが、かなり、こたえました。

こんな心境でずーっと働いていくのか?

無理です。

というわけで、仕事を辞める決意をしたわけですが。

今すぐ辞めてダンナちゃんについていく、という選択肢はとりませんでした。

なぜかというと、今すぐ辞めれば私はいいかもしれないけど、今お世話になっている支店に対しては礼儀を欠くからです。
こういうところでどうしても自己中になれないのが私。

かといって社宅にも入れず今のままでは生活が……

というわけで、最終手段。

実家に助けを求めました。

クドマキさんはご存じでしょうが、この選択肢、私はどうしてもとりたくありませんでした。
だって実家には実家の老後設計があったわけだし、私が同居してしまうとその設計が実現できなくなってしまう。
私の都合だけでそんなことしていいんだろうか、という気持ちがどうしても消えなかったのです。

しかし、両親は、「いいよ。うちにおいで」と言ってくれました……。

本当に感謝です。頭何回下げても足りないくらい。

それで結局、ダンナちゃんの住む社宅に今の住まいの機能をほぼ移して、私と子どもはあくまで実家に居候、仮住まい。

で、私も仕事をずっと続けることはあきらめて、ある時点に退職の照準を絞っていくことにしました。

それはいつかといいますと、約7年後。

子どもが小学校に上がって、学童保育になり、その学童にも行けなくなって完全カギっ子になるタイミングが7年後なんです。

そして、私が年金の受給権ラインに当たる「納付期間」をクリアするまであと7年。

タイミングとしてはココがいちばんいいだろうと判断し、自分の中で目標を設定したわけです。

そこでむくむくと湧いてきた野望……

くるみが小学生になるときに、マイホームを建てるぞ!!!!!!

もうね、住まいのことで振り回されるのは嫌になりました。
今までのほほんと、銀行員のくせに大した貯金もせず暮らしてきてしまった自分を猛省。
実家が受け入れてくれたこの機会に、節約します。貯金します。そして職業で得た知識をフル活用して資金運用して、マイホーム建てます!!!!

もちろんこれは我が家というか、私自身の落としどころ。

ウチの会社にはこれから同じ状況に見舞われるであろう若い共働き社員がいっぱいいます。

若い彼女たちのために、あの支援を謳った部署が、看板だけでなく実際に機能すること、そして人事規定が現実に即したものになるように願わずにはいられません。

がんばろう。そして、がんばってね、ママ達よ!!!!

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コメント

なるほど、いろいろ大変そうですが頑張ってくださいね。その人が超えることができる試練しか神は与えないそうですから。ところで、くるみちゃんに妹や弟がぞろぞろできて、7年を育児休暇だけで乗り越えていくといような展開は?
長女の職場には5年くらいそういう状態だった先輩もいるそうです。

投稿: | 2010.04.30 08:11

惑さんこんにちは。
神は乗り越えられる試練しか与えない…
そっか、そうですよね。
きっとこれも、あとから振り返ったときに「あのときは頑張ったよね」と言えるようになるんだと思います。って言うかそうなるようにしなくちゃいけませんよね!
ちなみにくるみの兄弟はまだ増えそうな雰囲気ありません。私もダンナちゃんも待ってるのですが。
けど育休だけで乗り越えるのはおそらく無理かと(^o^;
ちょいちょい育休はさみながら働けたらいいなぁ(←不謹慎)。

投稿: *ai* | 2010.04.30 11:44

先日当部の組合支部を統括しているA木君が、組合の回覧に「何かご意見ありましたらA木まで」と書いていたので、aiさんとA木君は前任店で一緒に働いていたし、A木家もゆくゆくは同じ道をたどる可能性をもっているので、新システムの相談ついでにこのことについて意見として申し述べたところ、 「組合のほうにもかけあってみる」とのことでした。組合にはすでにaiさんがかけあったあとなので、即効性はないとは思いますが、これまでも長い時間をかけてでも変えられた規律は変えてきた経緯もあるので、一縷の望みを持って議題にしてもいいと思います。2年前に単身赴任手当も子供が大学生まで延長するように変わりましたし、何かを変えようとするには地道に行動をしていかねばと思います。
ちなみにわたしも単身赴任手当は今回のケースでは出ないのではないかと思います。「削れるものは削る」という考えが見え見えですもんね。まったく。

投稿: クドマキ」 | 2010.05.02 12:40

クドマキさん、コメントありがとうございます。
しかもコメントいただいていたのに気づかなかったという痛恨のミスをやらかしてしまいました。本当にすみません。

A木クン、そちらでも元気でご活躍のようで何より。そういえば彼のお宅も私たちのような目に遭う(笑)可能性はあるんですよね。
そう考えると意外と同じケースに陥る可能性のある若い夫婦は多いです。ダンナちゃんの支店にいるMちゃんなんかもそうですよね。今産休中のK上さんもそうですし、他でもないクドマキさんもそうですね(笑)
とりあえずすべてが一段落して、冷静に振り返ったときに、なにがいちばん辛かったかというと…やはりY上室長の「退職勧告」でしょうか。
ご本人はもうそんなこと言ったことさえ覚えていらっしゃらないでしょうけどね。
支援を謳えども実は支援策など持っていなかった、さらに退職を勧めるような発言までされた……
育休後の復職を決意した人間にとってはけっこう辛い現実でしたよ。
こういう思いを味わわされる女性社員が何人ぐらい泣いたら、制度改革になるんでしょうかねぇ?(笑)

投稿: ai | 2010.05.05 23:52

先日、住宅手当の件でコメントさせていただいた、なずなです。
結局交渉したのですが、うちの総務は「住宅手当は出さない」の一点張り。
その上、私の上司の上司の上司…である部長に、「お前の部下は何をやってるんだ」と文句をつけてくる始末。
部長に色々裏事情を教えてもらい、私の会社はトップを始めお偉いさんのほとんどが、
「女は結婚したら家庭に入れ」という思想の持ち主であることが判明。
社長が役員たちに、「社内結婚したのに働き続けいる女性社員はやめさせろ」という命令を数年前にしたそうです。
もう呆れ果てました……これで一部上場の、そこそこ大手企業なのですから。
私のことも、総務的には「何で辞めないんだ」ということなのでしょう。
本当、女性社員はどこまで虐げられれば良いのでしょうかね~。
せめてaiさんのところに、単身赴任手当てが支給されますように……(祈)

投稿: なずな | 2010.05.10 21:06

なずなさん、こんにちは。

>社長が役員たちに、「社内結婚したのに働き続けている女性社員はやめさせろ」という命令を数年前にしたそうです。

げげっ。
それが本当なら時代錯誤もはなはだしい……
田嶋陽子先生が聞いたら、頭から湯気たてて怒りそうな命令ですね。

文面からして、なずなさんのところも、住宅手当は出なかったのでしょうか?
こちらも、単身赴任手当は出ませんでしたよ(溜息
予測はしてましたけど、やっぱり、「そういう規定はない」の一点張り。

いずれまた改めて今回のことを統括する記事を書くつもりですが、
わかったことといえば、夫婦共働きの職員にたいして支援すると言ってるのは
あくまでも「格好つけ」でしかなくて、
実際は不利益ばかりだったこと……
いちおう組合もあるのですが、そちらは筋金入りの「御用組合」なので、
結局なんの力にもならなかった……

うちの会社も一応は一部上場企業、
北海道では新卒の大学生が「就職したい」と考えるランキングのトップなんですよ。
こんな実態知ったら、女子の新卒は来なくなるかもなー。

なずなさんは、このあとお仕事を続けられるのでしょうか?
こんな質問すること自体、自分の中でも矛盾してるなとは思うのですが。
私がなずなさんの立場だったら、なんかもう意欲失ってしまうかも……。

投稿: ai | 2010.05.12 17:21

うううぅ、やっぱり単身赴任手当て、出ませんでしたか~。
私も相当な会社不信に陥ってるので、驚きはしませんが、失望ですね…。

はい。お察しのとおり、住宅手当は天地がひっくり返っても出ません(苦笑)
彼の会社からも出なさそうです…。
毎日イライラして、疲れてきました(-゛-メ)

aiさんの会社も一部上場で人気の会社ですか…!
日本の会社って、どこもこうなんでしょうか!?
もう本当、会社というものが信用できなくなりました。
あ、ちなみにウチの会社は、組合作ったら解雇処分らしいですよ~~(笑)

仕事に対するモチベーションは既にゼロですが、実は私、遠距離恋愛なので
結婚したら転勤することになってるんです。
部長に無理を言って異動させてもらったので、いまさら「辞めます!」とは言いにくくて。
異動願いを出す前に、現状を教えてくれればよかったのに!!!って心から思います。
しかも異動先の部署、古い考えの人が多くて、虐めやイビリが横行してるとか。
いまさらそんなこと言わないで~~って感じです。
辞表たたきつけて辞めてしまいたいですが、しばらく仕事続けると思います…(溜息)

理不尽な思いをしてるのは私一人じゃない!って自分を叱咤しながら頑張ろうと思います。

投稿: なずな | 2010.05.13 20:47

なずなさん、おはようございます。

「働くママのための・・・」みたいな雑誌では、有名な企業の育児バックアップ制度が
よく掲載されていますので、日本の会社でもちゃんとしたところはしてるようですが(笑)
そういうのってごくごく少数で、大多数はウチやなずなさんとこみたいな考え方の
企業なんでしょうねぇ。
その一方で少子化だのなんだのって騒いでいるんだから、もう、どうしようもない感じ。
ま、今、企業の上の方にいる人(主にオヤジ)は、少子化なんてどうでもいいと思って
いるんでしょうけど……自分が生きてる間だけなんとかなりゃいい、みたいな……

>しかも異動先の部署、古い考えの人が多くて、虐めやイビリが横行してるとか。
いまさらそんなこと言わないで~~って感じです。

うへぇ、ますますモチベーション低下しますね( ノД`)
今時社内でイジメにイビリですか……
そういうことに余力さける人ってたいがい仕事はぜんぜんできなかったりしますよね。
せめて仕事がきちんとなされていますように……

>理不尽な思いをしてるのは私一人じゃない!って自分を叱咤しながら頑張ろうと思います。

すごい!! エライです!!
私もなずなさんのその一言を見習って頑張ります。

しかし……ほんと、会社ってなんなんでしょうねぇ……。

投稿: ai | 2010.05.15 07:49

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