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神宮祭と、銀行員の誇り。

木曜日から、北海道神宮ではお祭りが始まっております。
うちのダンナちゃんときたら、私を差しおいて木曜日に職場の女の子とお祭りに行ってきやがりました~。
しかも、帰りに飲んで帰ってきたの。珍しく私が夕飯を用意して(; ´д`)待っていたというのにさ。ま、いいけどね。

で、その日の夜のこと。
会社の同僚でもあるクドマキさんから、「神宮祭に行こう!」というお誘いが、ダンナちゃんに入りました。「あなたはどうすんの?  一緒に行く?」とダンナちゃんに言われて、私、ちょっと困ってしまったんですな。
なぜって、金曜日は私の所属する支店で、業務目標(要はノルマだ)達成に向けての『決起大会』なるものが予定されていたからなんです~。 めんどくせ~。
しかも発案者は私の大嫌いな上祐課長。支店長に媚びるための企画でしかないんだな。各課でノルマ達成に向けての心意気を発表すること、 なーんて事前にお達しがあったりしてさ。うんざりですわ。
とはいえ……一応、仕事の一環なんだよな……でも行きたくない……ものすごく行きたくない……

と朝から悶々としていたら、なんか本当にカラダがだる~くなってしまいました(笑)気持ちの持ちようというのは大事です。
そんな気持ちを上向かせるためには、神宮祭に行くしかない!! 話は決まった!! というわけで、上司に「ちょっとめまいがするので……」 とかなんとか理由をつけて決起大会をトンズラ致しました。
なのにダンナちゃんときたら、仕事が終わらないらしい。
なので、私は意気揚々と神宮祭へと出発いたしました。一緒に行ったのはクドマキさんと、ダンナちゃんの支店の先輩・Kさんです。 Kさんは女性なんだけど融資担当で、すごく楽しい人です! さばけたキャラもまた魅力。

北海道神宮の最寄り駅で地下鉄を降りた瞬間、ものすごい人波にのみこまれて動揺する私。こりゃすごい…… っていうかSMAPのコンサートがある日の福住駅よりすごい。性別も年代もおかまいなしであふれかえる人ってある意味恐怖です。 とにかく足もとだけには注意しつつ、そして防犯のためにバッグをしっかり抱えつつ階段を上って駅の外へ。
出てすぐに夜店が建ち並ぶところはもう「まさにフェスティバル!!」 な感じで心もおどります!! そして人波はあっさり渋滞!! けど進まないのもまたお祭り!! バッグでおなかをガードしつつ、 そしてクドマキさんとKさんに前後を固めていただきつつ渋滞の中を突き進みます。
地元のお祭りと違ってやっぱり夜店の数は多かったです。いろんな食べ物のお店が建ち並んでいましたが、 なんか見てるだけでおなかがいっぱいになって結局なにも食べなかった~(-ω-)昔はたこ焼きとかお好み焼きとかクレープとか食べたんだけどね~。 ま、それ以外にもお祭りに行く前に食べたワッフルがおなかの中で幅をきかせてたという要因は大きいですが。
フライドポテトくらい食べようかなと思ったんだけど、一瞬、 昔近所の居酒屋で食べたポテトフライの油に当たってヒドい目にあったことを思い出し断念。妊娠して以降、食べ物の好みも変化してるし、 意外なところでカラダが反応してしまうこともあるので、雰囲気だけを満喫しておくことにしました。途中で「フルーツ飴」の夜店に「トマト飴」 が並んでいるのを発見したときには心が揺れたけどね……
クドマキさんとKさんは串焼きのお店で米沢牛の串焼きというのを買ってました。 すごい大きいのでどう見ても私には食べ切れそうにない(笑)店先から立ちのぼる煙のにおいで満足しちゃいました。 なんつーか雰囲気がお祭りっぽいのがいいんだよな~。
その串焼きを食べる間、店の裏側のスペースに逃れて休憩していたのですが、そこがあの「オートバイサーカス」のやぐらの真裏だったのね。

これは昼間の写真。

小さい頃からずーっとこのオートバイサーカスってお祭りに来てるんだけど、子供ながらに「あんなの見る人いるのかなぁ?」 って思ってたのね。
でも、下から見上げたやぐらの見物席、満席というか人でいっぱいだったのよ~。
しかもなんか盛り上がってる感じだし!!
そんなに面白いのかなぁ…中でいったい何が行われているんだろう……と思っていたら、バイクの爆音が聞こえてでもいるのか、 おなかのなかでこっこちゃんも盛り上がってバタバタしている様子(笑)
「ちょっとぉ、何やってるのかママ確かめてきてよ!!」
みたいなところでしょうか。

ちなみに「お化け屋敷」も盛況だったみたい。
高校生のときとかは、遊園地のお化け屋敷とか平気で行けたんですが、 今はこっこちゃんのためにもそういう危険なニオイのする場所には行きません(笑)

で、お祭りエリアを抜けて地下鉄駅近辺に出たところでダンナちゃんに電話。
「もうすぐ仕事切り上げるから、駅近辺で飲みましょう」
ということになり、私たちは人であふれる神宮をあとにしたのでした~。次に目指すは、残業を終えたダンナちゃんと、 以前いっしょにご飯を食べつつ融資のレクチャーを受けていたSクンと合流しての二次会です。

 

 

二次会ではもっぱら仕事の話が大半を占めたわけですが……

さて、想像してください。あなたは銀行員です。預金集めのノルマもあるし、たくさん貸付をするノルマもあります。そこに、 ある取引先のオジサンがやってきてこう言うのです。

「今度、あたらしく賃貸アパート建てようと思うんだけど、その資金を貸してくれないかな?」

そこであなたは細かい情報を調べてみます。
オジサンが借りたい金額は1億5千万円。オジサンが個人的に持っている資産は5千万円。お金を貸すために担保を取りたいのですが、 建てたアパートをそっくりそのまま担保に取ると評価価格は1億円です。
オジサンは今までにも6棟のマンションやアパートを持っていますが、その借入がまだ残っているので、今回あなたがお金を貸した場合、 オジサンが抱える借金は総額5億円になります。

さあ、あなたならどうしますか? 貸付、しますか? それともお断りしますか?

まぁこれはあくまでもたとえ話なのですが、Sクンはちょうどそんな感じの取引話をもちかけられていたんですね~。
ダンナちゃんは以前から賃貸物件に対しての融資は詳しい方だったので、Sクンにこの話を聞かされたときにすぐにいくつかの問題点を指摘。 その問題点がクリアできるならいいんじゃないの? というような返答をしていたのですが…… まぁ実際問題融資に結びつけるのは難しいんではないかという話なワケです。あ、絶対ムリってわけじゃないですよ。
しかしSクンとしては、

「そこまで考えなくても、担当者として自分が『融資したい』って意見を上司に言えば、通る話だと思うんだけど」

的なスタンスだったわけですね~。

まぁこればかりは本人の意識というか信念というか、大げさに言ってしまえば生き方の問題にもなると思うんだけど……
結果としてこのオジサンに資金を貸すことになったとして、運悪く途中で返済が滞っちゃった場合、 その事後処理にあたるのはSクンではなくその時点での担当者なんですよね。銀行員って、転勤の繰り返しだから。 もちろんSクンが今の支店にいる間にオジサンが降参しちゃったら話は別ですけど…… そんなことになったらやっぱりSクンの見通しの甘さは否めないでしょ。
で、事後処理をするはめになった担当者は、Sクンが貸付をするにあたって作った資料や、それを分析した書類なんかを当然見るわけです。 そこで、

「なんだコイツ、貸せばいいと思ってたな?! 全然分析もできてないじゃないか!!!」

って思われるか、

「ここまで分析してたのにダメだったんだな~……ふ~ん……」

となるか。
それはつまり、Sクンが銀行員としてどのような仕事をしていたかということであり、 それがつまり仕事に対する信念の見える場所だと思うんですよ。
たとえ先輩が「その話は難しいんじゃないか?」って言ったとしても、Sクンが「いやボクはこれやりたいんです!!」 ってちゃんと信念を持って資料を作り、分析もし、その上で上司が納得して貸付が行われるならいいわけです。しかし実際のところSクンは、 「そこまでしなくても結果OKが出りゃいいんじゃないスか?」みたいなスタンスだったので……

あたくし、思わず説教してしまいましたよ(;´д`)

結果としてたどりつくポイントが同じだったとしても、そこに至る過程に本人の信念やポリシーがなかったら仕事じゃないでしょ。
さらに、上司がたまたまダンナちゃんのようなうるさ型ではなくて、持ってった案件はなんでもOKしてしまうようなゆる~い上司だった場合、 「楽でいいや、なんでもOK出してくれるからな」って思うか、「コイツあんまりあてにならないなぁ、 こりゃ自分のところで厳しくチェックして持って行かないと危なっかしいなぁ」って自分に対して戒めをかけるかでまたまた違ってくるでしょ。
大切なのは、自分が銀行員として誇りを持って仕事できたかということ。上司がどういう人間であろうとそこだけは見失うな!! と……
その場にいたメンバーの中でいちばん学歴のひくい私(地元高校卒)が、いちばん高学歴のSクン(早稲田大学卒)に説教をするんだから、 OLも15年目に入るとコワいもんなくなるよなぁ……(-д-)=3

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